澪工房

2012.1.21

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ミナミです。
思い出に残る納品をさせてもらった。

出会いは一昨年の12月にさかのぼる。
H23年2月着工で新築するので、自分の部屋に汽車の座席を製作してほしいとのこと。
そして5月ネットで手に入れた大きさの違う2つの椅子の座面を持ってきて下さる。
埃っぽくて、ちょっとかび臭い。

6月新築して自分で列車内風に壁を塗りなおしてある。
その部屋を見せてもらい寸法もはかってくる。
よくここまでやったなぁと、感心して帰ってきたことを思い出す。

現物を見ることができたら、大体のことはできるよ!と断言していた手前もあり
6月の中頃にお客様のKさんと二人で、三笠にある鉄道記念館へ行き本物の
車内を見せてもらい、寸法を測らせてもらう。座席の布の色あわせ、
木部の色合わせもしてくる。

急がないけど、製作して欲しいといわれて“できれば年内に納める”との
約束で引き受ける。

11月 椅子の脚をつくり、それを持ってKさん宅へ行き、
最終の寸法と色のチェック。
一緒に行った当社の酒井も「おーっ!!」と感動していた。

鉄を加工して作る脚部
座席の笠木、肘木の木部

大きさの違う座面に
詰め物をして均一にして
布を張替えた座面

これらの部材が一つの椅子となって
年末ぎりぎりに澪工房に入荷してきた。

Kさんより早く社員が椅子
(汽車の座席)を見ることになったが
全員大喜び。

しまいに「駅弁二つとお茶二つ!」
なんて声も上がった。


年は越してしまったが、1月14日に
無事納品と取り付けを終了しました。
Kさん、奥様 本当にありがとうございました。

「まもなく終点でございます。
お降りのお客様はお忘れ物のないよう
おねがいいたします。」

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