澪工房

2023.6.20

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小樽の海が一望できる海岸沿いに吹きガラス工房を構え、作品を製作している木村直樹さん。青い外観がこのロケーションにとても似合います。工房の隣には、ショールームが設けられ作品を手に取ってご覧いただけます。

 

 

 

 

目の前が海だなんてなんて羨ましいロケーションでしょう。

 

工房に伺ったときに、美しい作品を眺めながら、木村さんから硝子づくりの熱い思いを直接お聞きすることができました。そしてただ作品を作るだけではなく、小樽全体の活性化のことを思い、若い作り手の育成を考え、そしてご自身も新しい挑戦をする。自分のことだけではなく、広い視野で活動されている姿がとても印象的でした。小樽のガラス作家さんの多くが参加される小樽がらす市の実行委員長もつとめ、作家同士での情報交換や連携なども積極的に行われています。

 

木村さんの作品は、「色や形の美しさ」や、「力強さ」、時にはクスっと笑える「おもしろさ」があって、ひとつひとつどれも魅力的です。グラスやお皿などのテーブルウェアや照明、花器、オブジェなど様々なアイテムを製作されていています。

 

今回出展されるオブジェ「full of love」は、脚が細くシャープなワイングラス。普通のワイングラスではありません。グラスの中もガラスでできていて、気泡がひとつひとつ違った味わいに見えます。ショールームに飾っているとみなさん「わ~!すごい!!」と感嘆の声が聴こえてきます。飲んで楽しむワイングラスもありますが、こちらは観て楽しむワイングラスです。

 

 

full of love   ¥17600-

 

 

 

もう一つのご紹介する作品は、一瞬 陶器かと思われる「新・小樽焼」

手に持ってよく見ると、質感と透明感でガラスだとわかります。

 

北海道小樽市には、100数年だけ存在した青緑色の釉薬が特徴の「小樽焼」がありました。湯呑やぐい呑、徳利や皿など小樽市民の家庭や飲食店などで愛用されてきました。

 

明治時代から作られてきましたが、平成19(2007)年に「小樽窯白勢陶園」が後継者難から107年にも及ぶ永い歴史に幕を閉じて以降、「小樽焼」は生産されていませんが、未だに愛好者が多い焼き物です。

 

この小樽焼を懐かしみながら、新しいガラスも市民に受け入れて欲しい、という思いからこの小樽焼をガラスで再現しようと試みたのが、この作品です。

 

こちらの作品は「群来(くき)」

 

 

これは鰊(ニシン)が大群で来た時のことを表す言葉で、その時の海の色の名前でもあります。小樽は鰊漁で栄えた街なので、小樽焼と鰊漁の二重の意味を込めて名前がつけられました。

 

『この先100年愛されるガラスの小樽焼』が木村さんの目指すところで、全国的に注目度を上げて小樽のガラス工芸を底上げするためにLEXUS NEW TAKUMI PROJECTに応募し、2017年には、北海道の代表として選出されました。

LEXUS NEW TAKUMI PROJECT⇒https://lexus.jp/brand/new-takumi/2017/

 

今回のイベントでは、お皿、グラス、照明、花器、オブジェなど沢山のアイテムが並びます。

木村さんに直接作品のへの思いをお聞きしながら、お気に入りの品を見つけにいらしてください。

 

【ガラス作家 木村直樹 プロフィール】

 

1984 北海道北見市留辺蘂町 生まれ

2009~2015 日本現代工芸美術展 入選

2009 国立台湾芸術大学 デモンストレーション

2010 国立台北教育大学 デモンストレーション

2011 KIM GLASS DESIGN 設立

2014 ピルチャックグラススクール Nancy Callan

2016 日本現代工芸美術展  現代工芸賞

2017 Lexus New Takumi Project 2017 「匠」選出

2018 ものづくり一本木選奨 奨励賞

2019 ゆうばり国際ファンタスティック映画祭 トロフィ制作

 

KIM GLASS DESIGN

〒047-0047 北海道小樽市祝津3丁目8、電話番号 0134-61-1213、営業時間 9:30~17:30

定休日 日曜日(不定休) ホームぺージ https://www.kimglassdesign.jp/

Instagram   https://www.instagram.com/info.kimglassdesign.jp/

 

 

7月1~2日イベント情報【TABLE~仲間と集うダイニング~】

【出展者・出展企業】硝子 KIM GLASS DESIGN 木村直樹、フュージング硝子 Rikospoppo 吉田絵里子、陶器 森つくし、錫製品 能作 ※全日作家在廊

【日時】2023年7月1日 sat~ 2日 sun 10:00-18:00

【アクセス】澪工房 札幌市白石区東札幌2条4丁目8-18、駐車場5台、地下鉄東西線白石駅1番出口 徒歩7分

【会場について】澪工房には工房とショールームがあります。イベントは、ショールームの奥にある工房で行います。工房ではテーブルになる天板、ソファなどが展示してあります。またショールームでは、造作家具、ダイニングテーブル、チェア、ソファ、小物などを展示。ご来場時はどちらもご覧いただけます。

 

 

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