澪工房

2018.8.21

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日下です。

オーディオボードの打ち合わせで、初めてお伺いしたときに、18世紀のイギリスに来てしまったのかと思うほどのO様邸でした。打ち合わせをさておき、家についてのこだわりのお話をじっくりお聞きしたいくらいでした。

シャーロック・ホームズに出てくる家に憧れて、壁紙、暖炉、灯具、スイッチ、引手などイギリスから取り寄せて、ヴィクトリアン調にこだわり抜いて建てたそうです。

ご夫婦ともに音楽がお好きで音にもこだわられていて、アンテークの家具で揃えられたお部屋に、違和感なく置けるアンテーク風のオーディオボードを希望されていました。

スピーカーを設置するところは、音を響かせるための白い石を置くため、ちょうど良いサイズで少し彫り込んで製作。音のために三方向はオープンで仕上げました。プリアンプやブルーレイレコーダーなど、大きさや重さをお聞きして、ちょうどよいサイズに設計。収納部分には、レコードを収納できます。引手や棚ダボもアンテーク調の輸入品をお客様に支給して頂きました。素材はナラで、色合いもお持ちの家具に近いものでお作りしました。収納の上部のコーニス(軒)や台輪の装飾もつけアンテーク調にし、扉の鏡板は無垢でお作りしたので、高級感があります。お客様より「イメージ通りにできました。」とのお声を頂きホッとしています。

お持ちのアンティーク家具に揃えたくても、現代のオーディオを収めるアンティーク家具は無いため、新たに購入ときにお困りかと思います。オーダー製作ですと違和感のない仕上がりにできるのが魅力かと思います。

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