2020.1.23
- CATEGORY:
- スタッフ通信
酒井です。
2年半前に納めたモデルハウスのダイニングテーブルに
2箇所輪ジミが出来てしまったとご連絡があり
メンテナンスに伺いました。
陶器の花瓶を置き続けて水が染み出したそうです。
結構頑固なシミです。
輪ジミ以外は綺麗ですので、部分的に手作業で行います。
まずは、輪ジミ付近を#120の紙やすりで磨きます。
粉がたくさん出ていますが、削れているのは0.1mmほどです。
輪ジミが消えたら一度、粉を掃除機で吸い取り
かなり染み込んでいるので薄っすらと残っておりますが
塗装すると目立たなくなります。
#240の紙やすりに変えます。
さっき#120をかけた範囲より少し広めに
やすっていきます。
やすった範囲が均等な滑らかさになったら、また、粉を吸い取り
更に範囲を広げて#400で仕上げます。
テーブル全体と同じ滑らかさになりましたら
仕上がりです。
また粉を吸い取り、オイルを塗っていきます。
before
after
before
after
なかなか大変でしたがかなり綺麗になりました。
経年変化で色が濃くなったら、もっと分からなくなります。
陶器は磁器よりも粒子が荒い為
長期間、中に水を入れたままにしますと
少しずつ染み出てしまうことがあり、輪ジミの原因になります。
無垢のテーブルの上で使用する場合は
コースターなどを敷いて、テーブルに直接触れない様にしましょう。
仕上がり後
THE EIGHT WORKSさん(株式会社 八城地建)澄川モデルです。