2021.10.1
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酒井です。
皆様は北海道の木材で王様と呼ぶに相応しい材種は何だと思いますか?
北海道のポピュラーな材料といいますと
針葉樹ではカラマツ、トドマツ、エゾマツ
広葉樹ではミズナラ、ヤチダモ、カバ、ニレ、クルミ、カツラなどがありますが、やはり家具でも建築の内装材でもよく使われている「ミズナラ」が北海道産材の王様といっても過言ではないかと思います。
ナラ材は英語では「オーク」といいますので、最近は北海道産ミズナラの事を「エゾオーク」と呼んだりします。
一般的に出回っているナラ材はアメリカ産のホワイトオーク材なのですが、最近はウッドショックの影響で流通が減っており、改めて北海道産ミズナラが注目されております。
北海道産ミズナラはホワイトオークよりも木目が細かく、密度が高いです。
密度が高いという事はとても硬くて丈夫です。
質がとても良いので100年程前のヨーロッパ家具にはミズナラが良く使われていたようです。
当時に大量輸出したため、太く育ったミズナラが枯渇し、ホワイトオークを使うようになったことが現在に繋がっております。
現在では太い材料はまだ少ないですが、床材や突板材は少しずつ増えてきまして、業界に定着しつつあります。
こうした動きが活発になりますと地材地消による環境への配慮が増えていき、結果的に木にとっても人間にとっても良いですので、当社は引き続き北海道産材をお勧めしていきたいと思います。
話が長くなりましたが、現在、工房にはブックマッチ材の北海道産ミズナラを販売しております。
W2300 D1350 t50(仕上げ寸法)
¥1,100,000(税込)※加工費、塗装費込み
この大きさのミズナラが手に入る事はなかなかありませんので、お探しの方には大変お勧めいたします。
20年近く前の実例
上質な北海道産ミズナラ材を是非ご検討ください。