澪工房

2020.7.8

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酒井です。

 

 

当店では1枚板やブックマッチ天板のような希少な天板を多く扱っておりますが、それだけではありません。

 

もっとお手軽に無垢材の質感を味わえ、手軽にサイズオーダーが出来るセミオーダーシリーズ「ボーノ」というものがあります。

 

ボーノはW700mm程度の小さい天板からW2400mm前後の大きい天板までmm単位で対応が出来る当店オリジナルシリーズです。

厚さが35mmありながら、価格は抑えめで、無垢材の素材感を手軽に味わえる仕様になっておりますが、1枚板やブックマッチ天板と比べ、どのあたりが違うのかを下記でご説明いたします。

 

 

 

 

 

1枚板やブックマッチ天板とボーノの相違点

 

 

 

樹種


1枚板やブックマッチ天板の樹種はその都度、ご希望の樹種やサイズで作れる材料があるか確認します。

ご希望通りの樹種がある時もあれば、無ければ似た材料を使い製作します。

特に1枚板は希少な為、希望の樹種やサイズで見つからない事はよくあります。

 

 

ボーノは決まった樹種の中から選んでいただきます。

樹種はブラックウォルナット、チェリー、ナラ板目、メープル、タモ柾目、タモ板目、クルミ、ニレの中から選ぶことが出来ます。

 

 

 

接ぎ枚数


1枚板は名の通り接ぎ合わせていない天板です。

 

 

 

ブックマッチ天板とは厚い板をカットし、本のように広げて接ぎ合わせた2枚接ぎの天板です。

簡単に言いますとアジの開きのようにした天板です。

 

澪工房のウォルナット材ブックマッチテーブル

どちらも太い木じゃないと作れない天板です。

 

 

 

 

ボーノは安定的な製造が出来るように5~7枚程で接ぎ合わせます

ニレ材

 

 

価格帯


綺麗な1枚板は現在ではほとんど流通していないです。

手に入りにくいですが、木材が好きな方でしたら憧れるテーブルだと思います。

ダイニングテーブルに十分な奥行きを確保できる材料が希少な為、割れが無く奥行き900mmを超える天板は100万円以上になります。

価格帯 幅1800×奥行き900 相当 110万~(天板のみ)

 

 

ブックマッチ天板は2枚で接ぎ合わせる為、奥行き900mmを確保する場合、1枚の奥行きは450mm以上必要です。

1枚板と同じく現在では、450mmを超える太さの木は少なくなっている為、価格は上昇傾向です。

価格帯 幅1800×奥行き900×厚さ35相当 50万~(天板のみ)

 

 

ボーノの天板は上記でお伝えしたように安定供給が出来るように接ぎ枚数を5~7枚にしております。

安定的に材料がある分、価格もリーズナブルです。

価格帯 幅1800×奥行き900×厚さ35相当 21万~30万(天板のみ)

 

 

 

表情


1枚板やブックマッチ天板は接ぎ枚数が無い、もしくは最小限ですので木の表情を最大限に感じることが出来ます。

節、独特な木目、割れなど2つとして同じものがありません。

イストクのJacketチェアとクリ材ダイニングテーブル

 

 

ボーノは節や割れを省いた板を使って接ぎ合わせますので、表情は1枚板やブックマッチ天板と比べてシンプルです。

クルミ材 耳付き

 

以上になります。

 

ボーノは1枚板やブックマッチ天板と比べて、迫力は少ないかもしれませんが、シンプルで飽きの来ない天板です。

価格もかなりリーズナブルですので、長く愛用できる無垢材が良いけれど、価格は抑えたいという方には大変お勧めです。

 

是非ご参考にして頂ければと思います。

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