澪工房

2020.2.5

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酒井です。

 

 

 

無垢材は生きているとよく言われております。

 

呼吸をしているとも言われますが

 

もちろん本当に生きていて成長するわけではなく

乾燥や湿気によって天板が伸びたり縮んだり反ったりするので

そういう風に例えられております。

 

 

 

 

そういった現象を抑える為に

丸太から切った材料を長い時間をかけて十分に乾燥させて

生活環境に対応できる基準になってから天板に加工します。

 

 

 

 

ですが、それでも木は反ろうとします。

例えば、強風が当たる環境で育った木は反り易かったり

室内の極端な乾燥によっても動くことがあります。

 

ですので無垢天板の裏面には必ず「反り止め」が付いています。

 

 

 

木製だったり。

 

スチールだったり。

 

 

 

これは完全に防ぐものではなく、あくまで予防です。

 

完全に抑えてしまいますと、伸び縮みや反りたがる力が

行き場を無くし、割れてしまいます。

 

逆に少し動く余地を与えることで、もっと大きな不具合を防いでいるのです。

 

 

特に冬は乾燥しておりますので

皆様のお使いのダイニングテーブルの裏側で今も頑張ってくれているでしょう。

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