澪工房

2025.6.23

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森さんは富山にて漆作家のご主人と3人の娘さんと、田んぼの広がるのどかな土地で暮らし、陶芸の作品制作をしています。幼い頃からものづくりが好きで、手仕事をしているお母様やおばあ様の姿を私もやってみたい!とわくわくして見ていたそうです。札幌市立高等専門学校を卒業されており、学生時代は彫刻に一番興味を持ちましたが、それで食べていく自信がなく…次に好きだった陶芸の道を選んだことが今の仕事の始まりだったそうです。
森さんの陶芸作品に彫刻の様な美しさがあると感じていたので、お話を聞いて納得しました。古代の器に懐かしさを覚え、若い頃は国内外の博物館や美術館をたくさん巡り、その中で心惹かれるもの、美しいと感じるラインを思い出すような感覚で自分の中にインプットしているそうです。また、周りにある自然の造形からだけでなく、音や温度、空気感などの体感するものからも受け取り、作品作りのインスピレーションにしているそうです。
森さんとの出会いは2007年に開催された初個展を、澪工房スタッフが見に行ったことでした。とある花器に目が留まり、そのご縁から翌年、澪工房にて器展を開催させて頂きました。それが、澪工房では初めて作家さんをお呼びして開催したイベントです。子育てが落ち着いた2023年に、15年ぶりにお声がけさせて頂きました。
今回のイベント「夏の宵」への思いを聞きました。「2年ぶりの参加でとても楽しみにしています!作り手全員が2日間会場におりますので、ぜひ会いに来ていただけたら嬉しいです。」「夏の宵」のタイトルは森さんの発案でした。参加するメンバーの作品と、このイベント開催の想い表す素敵な言葉。是非、会場に足を運んでいただき、夏の宵を一緒に楽しみましょう。

森 つくし MORI TSUKUSHI

1979 札幌生まれ
2002 札幌市立高等専門学校インダストリアルデザイン学科 専攻科修了
2005 金沢卯辰山工芸工房修了
2006 University of Wales Institute, Cardiff / Ceramics Attachment program 修了
現在、富山県南砺市にて制作

夏の宵ー澪であうー

2025年7月5日(土)・6日(日)
10:00〜18:00
●参加作家●
藍染風布[藍染 丹羽花菜子/茨城]
陶房月ノ舟[陶芸 森つくし/富山]
yangt[テキスタイル 竹内優美/埼玉]
Rikospoppo[ガラス 吉田絵里子/札幌]
●プチカフェ●
ノースライブコーヒー[江別]

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